ダイヤモンド/CBN ホーニング砥石ケイヒンダイヤ
ホーニング加工とは
■ホーニング加工は精密部品の内面加工最終仕上工程として用いられ、回転運動と往復運動というコンビネーション
に適正圧力を加えることにより、高品質な表面が得られる。
機能と特長
■砥石の回転周速度 と軸方向速度 の大小関係によって,加工物表面にはさまざまなクロスハッチ状の研削条痕が形成される。
このクロスハッチがオイルの保持力を高め、製品の耐摩耗性を向上させる。
■ホーニング砥石は加工物と広い面積で接触するため,個々の砥粒に作用する
力は小さく,このため表面粗さが小さく,また加工変質層の少ない良好な表
面が形成される。
ダイヤモンド/CBNホーニング砥石の特徴
■ダイヤモンド・CBN砥粒を用いることにより今まで加工が困難であった被削材も容易に加工することが出来、高寿命を実現します。
■ダイヤモンド/CBNホーニング砥石は主にメタルボンドが用いられ、
耐摩耗性、切削性をコントロールすることができます。又、砥粒及び粒度、
集中度の調整により、あらゆるワークの加工に適するホーニング砥石を提
供します。
当社ホーニングの特徴
■ケイヒンのホーニング砥石は超砥粒の性能を最大限に生かし、高能率、長寿命、高精度、の加工が出来るホーニング砥石の開発に全力を尽くし、各企業のコストダウン、
生産性向上に大きく貢献しています。
ホーニング加工における問題点
1.目つぶれ
【現象】
砥粒が磨耗平坦化し、切削抵抗が高くなり、切れ味が落ちる。
【対策】
破砕性の大きな砥粒の選定、結合度を下げ、自生作用を促進させる。
2.目詰まり
【現象】
切り屑が砥石表面、砥粒間に付着する。
【対策】
結合剤を軟らかい物に変更する。
3.目こぼれ
【現象】
砥粒が磨耗を起こさず、原型に近い形で脱落する。
【対策】
砥粒保持力を良くするために結合度を上げる。
ダイヤモンド/CBNホーニング砥石表示方法
■砥粒の選定
ワークの材質によりダイヤモンド・CBNを選択
SD:ダイヤモンド
CBN:窒化ホウ素
■ 粒度の選定
要求面粗度によって決定(#40〜#6000)
■結合度・結合剤
●結合度表
当社の結合度は上記以外にも研削状況に応じてその都度調整しあらゆる加工に対応してします。
■集中度
製品集中度
砥粒 | 集中度 | ct/cm3 |
---|---|---|
≦30μ (#500より細目) | 50〜75% | 2.2〜3.3 |
45μ〜91μ (#325〜#140) | 50〜100% | 2.2〜4.4 |
107μ〜181μ (#120〜#80) | 75〜125% | 3.3〜5.5 |
>181μ (#80より粗目) | 50〜150% | 2.2〜6.5 |
■cm3当たりの砥粒重量を表し、通常50%〜150%の間で5%刻みで調整します。
■ホーニング加工における仕上がり状態はホーニング盤および加工条件によって
大きく異なります。ホーニング砥石の選択に関しては、下記項目について当社
に相談してください。